愛車のBMW F30 320d Mスポーツ。トルクフルなディーゼルエンジンと、FRならではのスポーティなハンドリング、そして洗練されたデザインで、毎日乗っても飽きない本当に素晴らしいクルマですよね。私も通勤から週末のドライブまで、この相棒と様々な場所へ出かけています。
しかし、年数が経過してくるとどうしても避けられないのが「内装の劣化」です。輸入車、特にこの年代のBMWに乗っている方なら「あるある」と大きく頷いていただけると思うのですが、樹脂パーツやスイッチ類のコーティングがネチャネチャになったり、ポロポロと剥がれてきたりしませんか?
中でも一番厄介で、しかも毎日必ず目につくのが**「エンジンスタート/ストップボタン」の劣化**です。
クルマに乗り込み、エンジンを目覚めさせるために必ず触れる神聖なボタン。それがボロボロに剥がれていると、せっかくのMスポーツの高級感やスポーティな気分も台無しになってしまいますよね。
「ディーラーで修理すると高そう…」
「インパネをバラすのは自分には無理…」
そう思って諦めている方に朗報です!
実はこのエンジンスタートボタン、内張り剥がしなどの工具を一切使わず、たったの「5分」で、しかも「超簡単」にDIY交換ができるんです。
今回は、私のF30 320d Mスポーツのボロボロになったエンジンスタートボタンを、スポーティなレッドのボタンに交換した際の手順とレビューを詳しくご紹介します。驚くほど簡単なので、ぜひ最後まで読んでチャレンジしてみてくださいね!
なぜエンジンスタートボタンは劣化するのか?
作業に入る前に、なぜこんなにもボタンが劣化してしまうのか少しお話しします。
エンジンスタートボタンは、車の中で最も使用頻度が高いスイッチの一つです。乗る時、降りる時、最低でも1回のドライブで2回は押しますよね。人間の指先には皮脂や汗が付着しており、これが長年の使用によってボタン表面の塗装やラバーコーティングを徐々に侵食していきます。
さらに、女性の方であれば爪が当たったり、日焼け止めやハンドクリームの成分がプラスチックの劣化を早めたりすることもあります。
F30系のBMW純正ボタンは、文字の部分が透過して光るように作られていますが、表面の黒い塗装が剥がれると、下地の白いプラスチック(光を通す部分)がまだらに見えてしまい、非常にみすぼらしい状態になります。
「走りに影響はないから…」と放置しがちですが、運転席に座るたびに視界に入る部分です。ここが綺麗になるだけで、クルマ全体のシャキッとした印象がまるで違ってきます。
用意するもの(工具は不要!)
今回用意したのは、ネット通販で購入できる社外品の「エンジンスタートボタン交換キット」です。カラーはMスポーツの内装に映える「レッド」をチョイスしました。純正と同じブラックや、ブルー、シルバーなども販売されているので、お好みに合わせて選ぶことができます。
そして、このキットの最大の特徴は**「粘着ゴム(特殊なパテ)」が付属していること**です。
マイナスドライバーや内張り剥がしを使ってスイッチの隙間からこじ開ける方法もありますが、それだと周囲のパネルに傷をつけてしまうリスクが非常に高いです。しかし、この粘着ゴムを使えば、パネルに一切傷をつけることなく、安全に古いボタンを引き抜くことができます。
難易度は星1つ(★☆☆☆☆)。車のDIY経験が全くない方でも絶対にできます。
実践!エンジンスタートボタンの交換手順
それでは、実際の作業手順を写真と共にご紹介していきます。作業時間は本当に5分程度で完了します。
ステップ1:付属の粘着ゴムを準備する
まずはキットに付属している粘着ゴムを取り出します。

板ガムのような、黒くてネチャッとしたゴムです。これが今回の作業で必要なものになります。このゴムを台紙から剥がし、指で少しこねて柔らかくしておきます。こねることで粘着力が増し、古いボタンにしっかりと食いつくようになります。
ステップ2:古いボタンに粘着ゴムを貼り付ける
柔らかくした粘着ゴムを、車についている古いエンジンスタートボタンの表面に、隙間なくピッタリと押し付けます。

この時のポイントは、「これでもか!」というくらい力強く、ボタン全体を覆うようにギュッと押し付けることです。ボタンの文字の凹凸にもゴムが入り込むように密着させましょう。ここで密着が甘いと、引っ張った時にゴムだけが「スポッ」と抜けてしまいます。
※注意点として、周囲のシルバーのリング部分にはゴムがあまり付かないようにしてください。ボタン本体だけを引っ張るためです。
ステップ3:一気に引き抜く!(一番のドキドキポイント)
ゴムがしっかりと密着したら、いよいよ引き抜きます。
ゴムの端をしっかりとつまみ、ボタンの面に対して垂直に、手前へ向かって「フンッ!」と瞬間的に力強く引っ張ります。
ジワジワ引っ張るよりも、一気に力を込めた方がうまく抜けることが多いです。
「スポッ」という感触と共に、ボタンが外れます。

無事に古いボタンが抜けました!
スイッチの内部はこのようになっています。中央に見える赤い四角い部品が、ボタンの文字を光らせるためのLEDランプです。滅多に見ることができないスイッチの裏側ですね。内部にホコリなどが溜まっている場合は、この機会に綿棒などで軽く掃除しておくと良いでしょう。
ステップ4:新旧ボタンの比較
ここで、取り外した古いボタンと、これから装着する新しいレッドのボタンを比較してみましょう。
まずは、取り外したばかりの純正ボタンです。

…いかがでしょうか、この痛々しい姿。
START ENGINE STOPの文字の周辺の黒い塗装が完全に剥げ落ちて、下地がむき出しになっています。爪で引っ掻いたような跡も無数にあり、劣化の激しさがよくわかります。毎日見ていると目が慣れてしまいますが、こうして取り外して客観的に見ると、かなりひどい状態だったと実感しますね。
そして、こちらが新しく装着するレッドのボタンです。

艶やかな光沢があり、文字のプリントもクッキリとしています。「START ENGINE STOP」のフォントも純正の雰囲気をしっかりと再現しており、安っぽさは微塵も感じません。
ステップ5:新しいボタンをはめ込む
いよいよ最後の工程です。新しいボタンをスイッチの穴に押し込みます。
ボタンには向きがあります。裏側のツメの位置と、車体側の溝の位置をしっかりと合わせ、「START」の文字が水平になるように調整してください。
位置が決まったら、指で「カチッ」と音がするまで押し込みます。
これで作業はすべて完了です!本当にお疲れ様でした。
交換完了!劇的に変わったインテリアの雰囲気
完成した状態がこちらです!

ボロボロだった黒いボタンから、鮮やかなレッドのボタンに変わったことで、F30の内装が一気に華やかになりました。特にMスポーツは、ステアリングのステッチやインパネのアクセントなどにレッドが使われていることが多いので、このレッドのスタートボタンとの親和性は抜群です。(まるで現行のMモデルのようなスポーティな雰囲気が出ます!)
「たかがボタン一つ」と侮るなかれ。
運転席のドアを開け、乗り込む瞬間に必ず目に入る場所が綺麗でスポーティになると、それだけでテンションが爆上がりします。毎回エンジンをかけるのが楽しみになりますし、なんだか馬力が少しアップしたような(心理的な)錯覚すら覚えます(笑)。
夜間は純正同様にLEDの光が文字部分から透過して光るので、暗い車内でもしっかりと存在感を主張してくれます。フィッティングも完璧で、ボタンを押した時のストローク感やクリック感も純正と全く変わりません。引っかかりなどもなく、非常にスムーズです。
まとめ:F30オーナーなら絶対にやるべきおすすめDIY!
今回は、BMW F30 320d Mスポーツのエンジンスタートボタンの交換手順をご紹介しました。
改めて、今回のDIYのポイントをまとめます。
- 難易度: 超簡単(誰でもできます)
- 所要時間: 約5分(準備から片付けまで含めても10分以内)
- 必要な工具: なし(付属の粘着ゴムのみでOK)
- 効果: ボロボロの見た目が解消し、インテリアのスポーティさが劇的に向上。自己満足度200%!
費用対効果(コスパ)と時間対効果(タイパ)を考えると、これほど満足度の高いカスタマイズは他にないのではないでしょうか。ディーラーに依頼すれば工賃込みで数千円〜1万円近くかかるかもしれませんが、通販で部品を買って自分でやれば、部品代の数千円のみで済みます。
もし今、あなたのBMWのスタートボタンが少しでも剥がれてきている、または「内装の雰囲気を少し変えてみたい!」と思っているなら、迷わず交換することをおすすめします。
付属の粘着ゴムを「くっつけて、引っ張って、新しいのを入れるだけ」。たったこれだけの作業で、毎日のドライブがもっと楽しく、もっと特別なものになりますよ。
ぜひ皆さんも、休日のちょっとした空き時間にチャレンジしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。安全で楽しいBMWライフを!

